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公共のスペースを両方使った完全な地域開発という形にするということ。そして、さまざまな景観上のバラエティーを持たせるということ。また、アーカーブリゲは伝統的な都市地域の形でつくり、そして建物、道路、広場というものに一体感を持たせるということ。また、それプラス、ガラスに囲まれたエアコンつきのコミュニティールームも提供するということ。こうした多様な、そして完全なイメージというものを持たせるということです。このエリアは、オフィス、ショッピングセンター、ブティック、レストラン、さまざまなアパートが上階にあり、あるいは文化的なアトラクション、そして自動車の駐車場も広々としたものが提供されています。
(S5)それから、2つ目の特徴としましては、文化的な機能というものをアトラクションとして使うということです。実際の開発が実施される前に非常にモダンなコンサートや劇などが、古い使われなくなった造船の建物で提供されました。ダイナミックで近代的で非常にエキサイティングなイメージをアーカーブリゲに対してはつくるということが目標とされたわけです。
(S6)3つ目の特徴は、フィヨルドという非常に美しい立地を生かそうということでありました。そして、フィヨルドと町の間の関連性というものをつくり出そうとしたわけです。アーカ一ブリゲはしたがって幾つかの街路が横切っておりまして、そして海の景観がエンジョイできるわけです。また、海洋リンクがこのアーキテクチャーの中では強調されています。新しい建物はスリムな形で、そして前面にはれんがを使い古い作業場との間の一体感を持たせています。
(S7)4つ目の特徴は、この新しい地域をできるだけオスロの既存のセンターと密接につなげていこうということです。したがって、建設は北側の方で最初に始まりました。つまり、オスロの中心街に近いところです。この上の写真ですけれども、シティーセンターから見たアーカーブリゲであります。つまり、市庁舎広場を通しています。ネソーゲンのフェリーが、ネソーゲンは隣の市ですけれども、1986年にアーカーブリゲに移ってきました。したがって、このエリアでは毎日8,000人の乗客が乗り降りします。数年の間、歩行者はフットブリッジを使って、この高速道路を横切ってアーカーブリゲに行っておりましたが、こうしたアクセスが難しかったところが改善されたわけです。モーターウエートンネルが1990年につくられことによって改善しました。そして、市庁舎広場は自動車の出入りが1994年以来禁止されており、アーカーブリゲにはその結果、非常に快適な歩行者のレーンがつくられています。
下の写真ですけれども、新しいドラムであります。1995年につくられました。これはアーカーブリゲと市の他の部分とをつないでいます。
(S8)5つ目、そして最後の特徴でありますけれども、この古い造船所の特徴を維持する、そして歴史的なそういう特徴を維持するということです。この4つの部分がそのまま維持されるということであります。この緑のところです。まず建物、これは金属と木造

 

 

 

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